多品種ローラでさまざまなニーズに対応
当社は世界で数少ない「ローラ専門」メーカであり、さまざまな品種・サイズのローラを製造しています。
製造販売可能なローラの品種ならびにサイズは、表1の品種別加工範囲の通りです。
品種 | 外径 D (mm) | 内径 d (mm) | ころ長さ L (mm) | 円すい角度 A (°) | 大端面半径 R1 (mm) | 外径曲率 半径 R2 (mm) |
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円すいころ | 5 – 23 | 6 – 34 | 1°10” – 8°30” | 44 – 300 | ||
円筒ころ | 2 – 34 | 3 – 75 | ||||
針状ころ | 0.5 – 4 | 3 – 30 | ||||
棒状ころ | 4 – 24 | 5 – 140 | ||||
球面ころ | 4 – 30 | 5.5 – 40 | 10 – 184 | |||
中空ローラ | 8 – 80 | 6 – 58 | 6 – 120 |
東振精機製ローラの実力
高精度のローラを安定的に供給するため、当社では外径研削機などのローラ生産設備にこだわり、これらを自社で開発・製造してきました。これを東振テクニカルで外販することにより、その実力を証明しています。
この日々のたゆまぬ技術革新により、品種によっては日本シェアの70%、世界シェアの10%にまで達しています。
JIS規格はもちろんですが、お客様から依頼されるローラのほとんどは個別の設計であり、JISを上回った規格です。これを、ISO9000、ISO14000の認証を受けた管理体制のもと、さらに厳しく規格管理し、お客様の要求精度を保証しています。
ローラの用途
当社のローラは大手ベアリングメーカーや、産業機械メーカなどに納品され、各種軸受け用ローラとして使用されています。その高精度なローラはなめらかな回転を実現し、起動トルクの低減や、最終製品の長寿命化にも貢献しています。
- 自動車用 … 足回りハブ、エンジン、ミッションなど
- 産業機械用 … 減速機、モーター、カムフォロアなど
また、回転体(軸受)以外の用途としては、ステアリングロットや汎用エンジンなどの連結ピンとしても用いられています。