東振テクニカル
サブミクロンレベルの精度を追求
東振テクニカルが得意とするのは、時代のニーズを的確に読み取る先見性と俊敏な行動力です。機能性、効率性、快適性が一体となった”匠の技”を支えるワーキングゾーンを誕生させ、高度な研削システム設計から、時代が求めるモノづくりまで、『東振ブランド』の製品開発に余念がありません。心なし研削盤の技術力は、東振精機のローラによって証明され、ローラの技術向上は、東振テクニカルの心なし研削盤によって促されています。
一貫した製造体制からの進化
東振グループ内のサービス部門として、ローラを製造するための工作機械を設計・加工・組立したり、それらの改良・メンテナンスなどを主な業務として昭和46年に東振テクニカルが設立されました。
精度の高い製品を作るには、精度の高い工作機械がなくてはならない。これまでに個々の熟練工たちの頭の中に蓄積された生産ノウハウ、つまりソフトを機械というハードに置き換えること、それが東振テクニカルの役割でした。
匠の集団を支える環境設備
精度の高い機械を作るためには、それにふさわしい環境が必要である。そのための条件として基礎と空調設備が重視されました。工作機械の基礎は機械の『ねじれ』を防ぐためのものですが、東振テクニカルでは、工場全体を『ねじれ』から守るために、コンクリート2m分に相当するめぐまれた岩盤の上に、さらに600mmのコンクリートを打ち、工場全体を機械基礎として設計し建設されています。
また、気温変化による部品や機械の寸法変化を防ぐために、空調設備は自動温度設定システムを内蔵しており、床上4mまでの範囲を設定温度+-1℃にコントロールしています。さらに社員が常に快適な環境で仕事に打ち込めるようカラーバランスにも気を遣い、大地の色、木の色、葉の色、果実の色と人間らしさを徹底して追求しています。これらはすべて“匠の集団を支える環境づくり”が根本にあるのです。
概要(2019年4月現在)
本社所在地 | 石川県小松市国府台 |
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設立年月 | 1971年(昭和46)年6月 |
資本金 | 7,200万円 |
正社員数 | 94名(うち女性5名) |
事業内容 | CNC心なし研削盤、ベーンポンプ、機械修理 |
売上高 | 21億円 |
工場 | 本社工場、粟生プラント |
土地 | 23.2千m² |
建屋面積 | 7.2千m² |
特色 | 東振グループの自社開発部門 |
